プロデューサー
濱本 順由
つい数時間前、このWebサイトを公開しました。この文章は、朝のひだまりの中、ドキドキと達成感に包まれながら、今回の制作過程を回想しながら書いています。
私はこの制作過程で、ものづくりの価値観が変わるような体験をしました。
私は企業向けのソフトウェア開発を20年以上やってきたのですが、そこでの制作過程は、ベルトコンベアで運ばれてくるものを機械的に組み上げるような流れ作業・・・そんな場面がほとんどでした。
しかし、今回の制作過程では、坪谷さんと2人の仲間との4人で、密に打ち合わせを重ね、その中では制作と直接関係ない「よもやま話」もして、たくさん「対話」しました。今日あったこと。家族の話。飼ってる犬や猫の話。好きなアニメの話。などなど。
そういった一見すると無関係な対話が、ふとした思いつきを言い出せる安心の場を醸成し、ホームページのデザインを思いつく種にもなるというドラマも起きるようになっていき、「なんてクリエイティブなんだ!」と、ちょっと目頭が熱くなった時もありました。
「今後、こんな風に対話的に制作することを目指します!」という言葉を私が出した時、坪谷さんが「こううまくいかない場合も多くあると思います。私もうまくいかなかったことがいっぱいありますしね。なぜ、今回みなさんとうまくいったのか。これは僕の宿題ですね。」という言葉をくれたことが心に響き、これは私の宿題にもなりました。
坪谷さん、私達のことをいつも気にかけていただき、このクレジットの場のアイデアも私達のために出していただき、本当にありがとうございます。私も坪谷さんのような人でありたい。そう思いました。
一緒に制作をしてくれた、いくみん、なおみん、本当にありがとう!今までWEB制作を一人でやっていて、それで十分だと思っていたのだけど、共に作り上げるこの喜びと安心は、今までの仕事と違っていて、本当に幸せな時間でした。
坪谷さんと私達をつないでいただいた吉田さん。坪谷さんと同時期に知り合ってどっぷり対話づけにしていただいた中村さんにも、この場を借りて感謝を送らせてください。ありがとうございました!
鈴木 育実
壺中人事塾の書を書かせていただいたことをきっかけに、今回のWEBページのディレクションにも関わらせていただきました。
坪谷さんに初めてお会いした時の印象は、【本気の人だ!】でした。それは何になのか。なぜなのか。そんなことをいつも考えながら、お話をうかがいました。
坪谷さんが一貫して口にされていたのは、「人」への想いとこだわりでした。人を生かすとはどういうことなのか。人を生かして事をなすにはどうしたらいいのか。人が人のことを想う。繋がる。共にある。その尊さをその価値を、真剣に、そして本気で追究している坪谷さんの姿勢と言葉から、感じたことをカタチにするために、対話を重ね、製作を進めてきました。
製作過程で、坪谷さんが私たちにしてくださったことは、「指示」ではなく「対話」と「信じること」でした。
なぜこの色に?なぜこの文字に?なぜこの配置に?なぜこのデザインに?・・・
壺中天には全て意味がある。
坪谷さんと共に描いた「持論」が少しでも見てくださっている方に伝わったら嬉しいです。
あなたが、このHPから感じたことは何ですか?
壺中天の人事への想いと願いが、たくさんの人に届きますように…。
岩瀬 直美
デザインワークをする上で私が大切にしているのは、クライアントと同じ方向を見て、同じ景色を想像しよう!ということです。同じ方向を見ているようで、角度が1度でも違うと、遠くに行くにつれてそれは大きな違いになります。
通常のデザインワークは「大きな船が目指す港へと、小さなボートでデザインチームが伴走する」イメージです。しかし船の大きさが違えば見える景色はちょっとずつ異なります。その差を埋めることは経験値が上がってもなかなか難しいものです。
しかし今回の壺中天WEBサイトを作成するにあたり、坪谷さんは、大きな船から我々のボートへと何度も乗り込んでくれました。海図を見ながら、方向を見失わないようにデザインチームへ良い問いを投げかけたり、私たちを信じて自由に進めるようにサポートしてくれたのです。(ご自身のWEBサイトに、こんな「あとがき」スペースを作ってくださるクライアントなんて人生で初めて出会いました!)
ミーティングを重ねる度にWEBサイトが進化していく過程は本当にワクワクして「ものをつくる」ことの楽しさや意義を実感することができました。
坪谷さんが掲げる世界観が多くの人事に携わる方へ届きますように。微力ながらそのお手伝いができたことを誇りに思います。
このWEBサイトを創れた時間が本当に幸せでした
CREATOR TEAM