制度も、経験も、通用しない葛藤の中で

「何を大事にするか」を決められる人事へ​

【第1期】2025年9月4日~11月20日
(毎週木曜20:00-21:30・オンライン開催)

人事哲学 実践講座 5教科 は
価値基準が揺らぐ現代において、複雑な人・組織の意思決定をするための
「フレーム」と「判断軸」を身につける講座です。

人と事、現場と経営、短期と長期──
葛藤の多い人事に、いま必要なのは“哲学”だ!

日々、正解のない問いに向き合い続ける人事やマネジメントの現場では、ときに「思考の土台」そのものが揺らぐこともあります。

哲学を「拠り所」に変え、勇気ある決断と実行力を生み出す。

経営と現場、短期と長期、理念と業績、人と事──葛藤をともなう意思決定の現場で、私たちは日々、「何を拠り所に決めるのか?」という問いにさらされています。 制度や理屈、ノウハウでは太刀打ちできない場面でこそ、必要なのが「思考の土台」──それが哲学です。
制度も、経験も、通用しない葛藤の中で「何を大事にするか」を決められる人事へ。
本講座では、人事・哲学の専門家であり『人事のための哲学スペース』の坪谷邦生と品川皓亮とともに、 価値基準が揺らぐ現代において、複雑な人・組織の意思決定をするための 「枠組み」と「判断軸」の有効性を体験し、習得していきます。 一方的な講義形式ではなく、じっくり考え、言葉にして、聴く。 “問い”を起点に思考を深める対話を通じて、「人事哲学」について一緒に学び、習得する講座です。
本講座では、人事・哲学の専門家であり『人事のための哲学スペース』の坪谷邦生と品川皓亮とともに、価値基準が揺らぐ現代において、複雑な人・組織の意思決定をするための「枠組み」と「判断軸」の有効性を体験し、習得していきます。一方的な講義形式ではなく、じっくり考え、言葉にして、聴く。“問い”を起点に思考を深める対話を通じて、「人事哲学」について一緒に学び、習得する講座です。
Benefits of This Course

この講座で得られるもの

About the Instructors

講師紹介

坪谷 邦生(つぼたに くにお)

株式会社壺中天 代表取締役/壺中人事塾 塾長

20年以上人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、書籍などを通じて企業の人事支援をおこなう。 主な著作は 『図解 人材マネジメント入門』(2020)『図解 組織開発入門』(2022)『図解 目標管理入門』(2023)『図解 労務入門』(2024)など。 人事のプロを目指す有志による研鑽の場 「壺中人事塾」を運営。人事の基礎知識をおさえたいすべての人に役立つ 「人事力検定」を開発。 株式会社ウィル・シード 人事顧問、株式会社ポニーキャニオン 人事アドバイザーほか。

品川 皓亮(しながわ こうすけ)
株式会社COTEN/「日本一たのしい哲学ラジオ」パーソナリティ/元弁護士

1987年、東京都生まれ。京都大学法科大学院を修了後、弁護士としてTMI総合法律事務所で勤務。その後、株式会社LiBに転職し、キャリア支援や採用に関する新規事業に携わり、人事部門の責任者も担う。 株式会社COTENにも所属し歴史調査に従事するかたわら、自身で 『日本一たのしい哲学ラジオ』を発信。ApplePodcastの哲学カテゴリーで1位を獲得する。著書は 『日本一やさしい法律の教科書』『日本一やさしい条文・判例の教科書』(いずれも日本実業出版社)など。2021年より妻と子ども4人と大分市で暮らす。

人事のプロ・坪谷邦生 と COTENラジオ歴史調査チーム・品川皓亮 がお届けする 
The Essence of the Course

講座の特徴

哲学初学者も参加しやすい“哲学”の解説付き

各テーマに関する「哲学」の基礎知識をまず講師から解説をし、人事のリアルと繋ぎながら問いと対話を通じて理解を深めていきます。哲学に興味はあるが踏み出せていない、そんな方もご参加いただきやすい講座です。

“学ぶ哲学”から一歩先の”使う哲学”へ

実務に接続できる「問いの技法」「判断の枠組み」「価値の揺らぎへの対応力」を研ぎ澄まし、あなたの意思決定に一貫性と勇気をもたらします。

講師や人事の現場で葛藤する仲間との対話

ともに現場で葛藤する仲間と対話しながら、自分の持論をアップデートし、現代を生き抜くための揺るがない“あなた自身”の強固な土台を一緒に築くプログラムです。

一生の知の資産となる修了論文

講座の最終回では、12週間の探究の集大成として、自らの「持論(判断軸)」を言語化した修了論文を発表します。このアウトプットは、あなたがこれからの意思決定を行う際の“拠り所”となり、組織内外との対話の材料としても活用できる一生モノの「知の資産」となります。

Recommended For

こんな方におすすめ

CHRO・人事責任者・人事マネジャーの方​

経営と現場の間で葛藤を抱えながら、日々の意思決定を行っている方
「人」と「事」の同時実現で成果を出し続ける立場の方
人事やマネジメントにおいて、自分の“軸”を見つめ直したい方
哲学に興味があるけれど、難しそうで踏み出せていない方

概念図

縦軸に「個と集団」、横軸に「統合と超越」をとった4象限において、個の統合「中庸」、個の超越「禅」、組織の統合「弁証法」、組織の超越「縁起」、そしてその中央に位置する「自覚」。西洋と東洋と日本の哲学を、人事の意思決定を支える5つの「思考法」として編集したものです。
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1.中庸(アリストテレス)​

極端でも折衷でもない「最適な一点」を選択する思考法

2.禅(十牛図)

自分の世界の限界を超えて「新しい視界」を手にいれる思考法

3.弁証法(ヘーゲル)

異なる意見同士の対立から「より高次の発想」を生み出す思考法

4.縁起(龍樹)

個別の事象にとらわれず「関係性」にアプローチする思考法

5.自覚(西田幾多郎)

世界と関わる「私の構え」を自ら定める思考法
Program Outline

講座概要​

人事哲学 実践講座 5教科 ―「人を生かして事をなす」ための思考のフレームワーク―
期間 2025年9月4日~11月20日 (毎週木曜・全12回)
時間 20:00〜21:30(Zoom開催/録画視聴可)
形式 オンラインZoom + Slack
定員 10名(最少催行5名)
対象 CHRO・人事責任者・人事マネジャーの方
参加費 550,000円(税込)
申込締切 2025年8月24日 (予定)
修了特典 修了論文提出による修了証(修了論文集[データ]/公開OKの方はWeb公開)
実施内容
1 オリエンテーション:「なぜ哲学がいま必要か」
2-3 中庸(アリストテレス):迷ったときに、極端でも折衷でもない「最適な一点」を選択する思考法(AとBのちょうどいい中点をとる)
4-5 禅(十牛図):自分の見ている世界の限界を超えて「新しい視界」を手にいれる思考法(Aを空にする)
6-7 弁証法(ヘーゲル):異なる意見同士の対立から「新しい考え方」を生み出す思考法(AとBからCが生まれる)
8-9 縁起(龍樹):個々の良し悪しではなく「関係性」にアプローチする思考法(AはB・C・D…との関係性からできている)
10-11 自覚(西田幾太郎):世界と関わる「私の構え」を自分で定める思考法(Aであると私は引き受ける)
12 クロージング&修了論文発表
修了論文: A4 1~2枚/最終回に提出
● 修了論文集(データ納品): 5教科分の簡易レポート+統合レポート(A4 1~2枚)講座の最終回では、12週間の集大成として、自らの「持論(判断軸)」を言語化した修了論文を発表します。
このアウトプットは、あなたがこれからの意思決定を行う際の“拠り所”となり、組織内外との対話の材料としても活用できる一生モノの「知の資産」となります。
Message from the Instructors

講師からのメッセージ

坪谷 邦生

株式会社壺中天 代表取締役/壺中人事塾 塾長

人事の実践者として25年間活動してきました。その中で気がついたことがあります。それは人事にとって大切なことは、非常にシンプルで普遍的だということです。時代の変化の中で様々な流行が生まれては消えていきますが、その根底には変わらない原理原則が存在しています。

私は人事の初学者の方が学べるように、執筆や講演を行っています。多くの初学者は、他社事例やすぐに使える知識を欲しいと思っています。しかし、学びが進むにつれてそれだけでは役に立たないことに気がついてしまいます。そして一定以上の経験と学習を積んだ方は、「変わらない原理原則」を知りたいと強く望むようになります。

その原理原則が、今回「人事哲学」としてカタチになりました。

複雑な人・組織の意思決定をするためのフレームワークであり思考法です。ここまで辿り着くには長い時間が必要なのではないかと覚悟していました。しかし哲学の造形が恐ろしく深く、かつ人事の実践者である品川さんとの幸運なご縁によって、想像以上に早く、そして質高く、お届けできることになりました。

人事とは「人を生かして事をなす」こと。そのために必要な思考法を、ぜひ身につけてください。

品川 皓亮

株式会社COTEN/「日本一たのしい哲学ラジオ」パーソナリティ/元弁護士
人類の「悩みの本質」は数千年間変わっていないーーーー20年近く西洋哲学・東洋哲学を研究し、株式会社COTENでも様々な地域・時代の思想を現代社会に実装する挑戦をしている私の実感です。だからこそ、過去の思想家たちが打ち立てた哲学は、おどろくほど「ドンピシャ」に、現代の組織における「人」と「事」に関する悩みや葛藤に効いてきます。

混沌とした状況の中で自ら問いを立て、その答えのない問いに対して持論をもってぶつかっていく。そんな戦いを日々されているみなさんに、「思考の拠り所」や「立ち向かう勇気」を提供できる講座を作りたいという思いが、今回、坪谷さんとタッグを組んで実現しました。
約1年半の坪谷さんとの人事や哲学に関する対話をベースに、「今、人事に最も真剣に向き合っている皆様」が実践的に活用できるフォーマットとして、人事哲学を練り上げました。ぜひ、その集大成を体感いただければと思います。
Endorsements

推薦のコメント​

経営環境・事業構造・組織の価値観がめまぐるしく変わる今、人事は「正解」ではなく「最適解」を日々選び続けています。制度や経験だけでは支えきれない意思決定の場面で必要なのが、“問い続ける力”です。哲学とは、正解を出す技術ではなく、揺らぎに耐えながら考え続ける態度そのもの。人事の本質が「意味を問う仕事」である以上、哲学は実務に直結する技術でもあります。本講座は、実践者が“思考の土台”を見直す他では得られない貴重な機会になるはずです。

永島 寛之さん

元ニトリ人事責任者
トイトイ合同会社代表
CHROとして企業経営に携わる中で、経営と現場、短期と長期、人と事のはざまで揺れることは避けられません。だからこそ、自分自身の判断軸を深める時間を持つことは、組織にとっても、自分にとっても大きな意味を持つと感じています。 この講座は、そうした複雑な意思決定に向き合う実践者にとって、哲学という視点から“支点”を探る貴重な場だと考えます。忙しい日々の中だからこそ、あえて立ち止まり、自分の軸と静かに向き合う時間を持つ。そのきっかけとして、多くの方におすすめしたい講座です。

太田 昂志さん

株式会社ゆめみ
上席執行役員CHRO

激しい変化の中、人事はこれまで以上に自ら解を見つけること、意思決定が求められています。
海外や他社の成功事例を自社で導入することが成功確率を高める、という価値観から離れ、自社において何が良いことなのか、何が必要なのかを考え、決め、実行していくことは簡単ではありません。
そこで重要になるのが哲学です。人事のための哲学を坪谷さん、品川さんのプロ2名から学べる、この機会は変えがたい体験になりますね。

吉田 洋介さん

人事図書館
館長
人事という営みを、実務の次元ではなく、「人とは何か」「組織はいかにあるべきか」といった根源的な問いから捉え直す本講座の趣旨に強く共感します。 また、人事として経営の中核を担ううえで、制度や施策に先立つ「思想」や「哲学」を持つことは必要不可欠です。 複雑化する経営環境の中で、人事の判断軸や価値観の明確化は急務であり、本講座はその出発点として有意義であるがゆえ、人事・経営に携わる多くの方に、ぜひ受講をお勧めしたいと思います。

小林 伸輔さん

株式会社うるる取締役
Chief Culture Officer
人事・ブランド戦略 担当役員
組織づくりは、組織を良く「し続ける」営みだ。その瞬間に最も良いと思う一歩を踏み出し、成功したものは続き、失敗したものは改善・廃止される。そうした絶え間ないプロセスだからこそ、迷いなく積み重ね続ける指針となしての「持論」が意味を持つ。坪谷さん、品川さんという2人のプロフェッショナルとともに先人の知恵に触れることで、自分の中に眠る持論の輪郭が一段とはっきりするはずだ。

山田 裕嗣さん

株式会社 令三社
代表取締役
人生に迷っていた大学時代、哲学書に出会い救われました。「物の見方を問い直す」という現象学の視点に衝撃を受け、哲学の奥深さに魅了されました。 人事の仕事もまた、正解のない問いに挑む営みです。時代の変化が激しさを増す中で、私たちには、スピード感と深い思考を両立する力が求められています。そんな人事にとって、哲学は確かな羅針盤になります。 哲学と人事を結びつけてくださった坪谷先生の講座に、心から期待しています。

小榑 洋史さん

株式会社ポニーキャニオン
人事総務本部本部長
FAQ – Frequently Asked Questions

よくあるご質問​

説明会や体験会はありますか?
はい、一部を体験いただける無料イベントをリアルおよびオンライン開催しております。(※オンライン開催はアーカイブ配信あり)最新情報は、本サイトやSNSにて随時お知らせいたします。
オンライン(Zoom)で、ライブ形式の講義+少人数での対話・ワークを組み合わせて進行します。録画視聴も可能ですが、対話の時間にこそ価値があるため、なるべくリアルタイムでの参加を推奨しています。
本講座では、人事の現場で起こる事例をベースに学びを深めていきます。経営と現場の間で葛藤を抱えながら、日々の意思決定を行っている方や「人」と「事」の同時実現で成果を出し続ける立場の方を対象としております。そのため、学びを得るだけでなく実践の場がある方にご参加いただいております。人事コンサルタントや人事顧問といった立場で携わっている方もご参加可能です。
必要ありません。講座では、実務に役立つ形で哲学のエッセンスをかみ砕いて解説します。難解な理論を学ぶのではなく、「現場で使える思考」「フレームワーク」を重視した内容です。
必須でご準備いただく教材はございません。無料でお聞きいただける 人事のための哲学スペース(Spotify) も事前準備、理解促進にお役立ていただけます。
ご安心ください。講座はすべてアーカイブ視聴が可能です。また、Slackでの質問受け付けや資料共有も行いますので、ご自身のペースで学習できます。

ご参加いただくにあたって、各社インサイダーや機密事項、個人情報等に触れない程度の具体性でお話をいただきますようお願いいたします。また、機密保持の観点とフラットな議論を促進するために、受講期間中は匿名でご参加いただきます。

講座の理論を実践に落とし込むためのワークを隔週で30分程度想定しております。
可能です。ただし、対話形式で進めていくため、安定した通信環境下で、カメラオン・音声オンでのご参加をお願いしております。
本講座では、最終回に「修了論文」を提出いただきます。これをもって「修了証」を発行いたします。ご自身の“知の資産”として今後も活用いただけます。

相互学習の場でもあり、講座開講期間内にご出席いただける方のみ、参加可能とさせていただきます。しかしながら、ご家庭の事情や緊急の対応が必要な場合もあろうかと思います。その際には、事務局までご相談ください。なお、途中退会の場合も、返金はいたしかねますことご了承ください。

法人での団体受講や企業内研修としてのカスタマイズに関しては、個別にご相談ください。
無料イベント開催

人事のための哲学スペース

『図解 人材マネジメント入門』の坪谷邦生と『日本一たのしい哲学ラジオ』の品川皓亮、人事と哲学が好きな2人が語ります。

1.中庸(アリストテレス)

2.緣起(龍樹)

3.イデア(プラトン)

4.禅(十牛図)

5.実存(サルトル)

6.南無阿弥陀仏(法然・親鸞・一遍)

7.自律(カント)

8.中空構造(古事記)

9.超人(ニーチェ)

10.知行合一(王陽明)

11.弁証法(ヘーゲル)

12.絶対矛盾的自己同一(西田幾多郎)

SmartHR Mag. 坪谷 邦生×品川 皓亮 対談記事

人事・労務の仕事がグッと深まる異分野トーク 前編
人事・労務の仕事がグッと深まる異分野トーク 後編

お申し込みの流れ

01 【申  込】 「講座に申し込む」をクリックし、申込フォームよりお申し込みください。
02 【受付完了】 申込受付完了後、決済手続きのご案内をメールにてお送りいたします。(1~3日以内)
03 【決  済】 決済手続きが完了しましたら、受講確定のご連絡をメールにてお送りいたします。
04 【受講案内】 受講の流れ等をご案内いたします。