過去2年間、営業本部の企画部の中で人事として、主に人材開発(研修・キャリア等)を担当していました。
でも、人事のプロではないので、体系的な人事としての知識がないと感じていたんです。
人事課題が幅広いので、どうしたらいいのか、どのように優先順位をもってやろうか、と悩むことがありました。
そんな時に、手にとった坪谷さんの「人材マネジメント入門」が体系的に学ぶのに役立つな、と感じていたタイミングで壺中人事塾の募集があることを知り、申し込みました。
壺中人事塾では、研鑽会といって毎週チームで振り返りをする場があったのですが、参加してすぐにあった研鑽会で、「ソリューションではなく、問題に恋する」といった話をシェアしてくれたメンバーがいたんです。それを聞いてハッとしました。
私が、壺中人事塾に入った理由には「体系的なマネジメントについて学びたい」=知識やノウハウが欲しいと思っていたところもあったのですが、問題の根っこを見に行かなくてはいけない、と気付かされました。
人事課題は、各社各様たくさんある。そこに難しさを感じていたのですが、その中でその会社の事業戦略に沿って、どの問題に当たっていくか、どうアプローチしていくかの最適解はそれぞれ。
How(手法)だけを知り、実践しても、各社違うのだからかみ合わない時がある、と感じていたんです。
壺中人事塾では、様々な事例をシェアし合いながら、「その問題の根っこはなんだ?」「その問題をどう捉えてソリューションを考える?」という対話を重ねていくことで、自分ごととして捉え、どうしたらいいかを考えることができました。なので、Howだけに頼らず、自分はどう考えるのか、アウトプットしながら、対話をすることで、持論が磨かれていく感覚がありました。
そんな中で、みんな迷うし、どうしたらいいのか、ということを改めて実感できたのも大きな気づきでしたね。
だからこそ、迷うことで止まるのではなく、構造化したり、「なぜ?」を繰り返して問題の本質に迫る過程だったりを大切にしようと思いました。
壺中人事塾には、人事への志が高い多様なメンバーが参加しているのですが、前提条件として、社名やポジションを明かさずに参加しています。そんなフラットな人間関係の中で、課題を共有しながら対話することで、お互いの意見を尊重しあいながら様々な意見を交わし、自分の軸を見つめ、客観視することができました。
また、他社の事例を知ったり、仲間の多面的なものの見方を聞いたりすることで、視野や思考が広がったと感じています。
そんなことを3ヶ月参加する中で繰り返すことによって、自分なりの「人事課題への迫り方」の型を見つけることができました。
具体的にいうと、「構造化しよう」「問題の核心に迫る努力をしよう」「自分で決めよう」という3つです。
この3つを意識しながら、社内で起きる課題に対して、自分の意志をまずもって、チームメンバーと対話していく、そんなやり方を実践することで、行動と決断のスピードが上がりました。
壺中人事塾に参加して、本質探究を深めることができました。
リスペクトしあえる関係性、フラットになんでも言いあえる関係性、本質に迫るための異論は大歓迎、そんなスタンスでいることで、人とチームの可能性を最大限に引き出すことができるという経験と確信をもつことができたんです。
そんなことを社内でも意識しながら、組織風土を変えていく、そんな人事になりたいですね。
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