オンラインで人事のプロ坪谷さんから学べるチャンスだと思い参加しました​

事業会社で人事のマネージャーとして仕事をしていたものの、自分自身のプレイヤーとしての経験領域は労務が中心でした。そのため、今後も人事としてのキャリアを積んでいくにあたり、人材マネジメントに関する体系的なスキルを身につけたいと考えていました。

また、元々お世話になっていた方から坪谷さんの著作(『人材マネジメントの壺』や『図解 人材マネジメント入門』など)を教えてもらい勉強していました。人事の歴史的な背景やそもそも論が書かれているところが面白いと感じていたのと、考え方や在り方がとても勉強になると思っていました。

坪谷さんが、元々勉強会をされていることも知っていて参加したいと思っていたのですが、子どもがまだ小さいこともあり、朝や夜にリアルな場での勉強会に参加するのが難しい部分がありました。

そういった中で壺中人事塾の告知を見て、完全にオンラインでの開催ということもあり、すぐに申し込みをさせていただきました。

持論を持つには対話が不可欠だと気づきました

壺中人事塾では、人事という正解がない仕事に向き合うためには、意志と持論が重要であり、持論を持つためには「体系化された知識」と「仲間との研鑽」が必要だとしています。

それまでの自分は、知識を得ることに偏りがちで、極端な言い方をすれば知識に正解を求めていた気がします。なので、はじめの頃は、持論を問われるたびに、「正解はなんだろう?」という思考が働いていました。事前に坪谷さんの本も読んでいたので、本に書かれていること=正解なのかな、と考えがちだったんです(笑)

壺中人事塾では、知識をインプットする場面もありつつ、自分がどう解釈しているかをお互いにアウトプットして、対話やフィードバックを通じて理解を深めあう時間が主でした。

そういった研鑽を通じて、本当に大事なのは、知識を前提とした持論を磨くことであり、そこに至るプロセスとして、対話が必要だと学びました。

自分の考えを出してみて、人の意見を聞くことを通して、朧げだったものが明確になっていく、磨かれていく感覚がありました。

参加しているメンバーもモチベーションが高く、前向きに参加している方が多かったのと、人事としての経験値が様々な方がいたので、多様な視点を得ることができました。

最後の研鑽会では、自分の強みや持ち味を、チームメンバー同士でフィードバックしあう機会がありました。そこで、自分のよさや強みを言語化することができました。自分自身の価値観が、組織変革のキーになるということも教えてもらい、自分が組織の中でマネージャーとして、人事としてどのような価値観をもって関わっていくことが組織の成長に繋がるのか、そんな視点をもつことができました。この時にもらったフィードバックは、とても励みになり、今後も大事にしていきたいと思っています。

さらに、研鑽会でワークシートを記入するのですが、そのおかげで振り返りの習慣がつきました。これまで、自分自身の振り返りに時間を割くことがなかなかできていなかったのですが、どんなことがあったのか、どんな学びがあったのか、といった経験を経験だけで終わらせずに、学びを抽象化することで、他の場面にも転用できたり、経験学習のサイクルを回したりできるようになりました。

学んできたことを言葉にすると、それが自分のやり方や在り方なんだな、と気づくことができます。それも、今後に生かせそうだと感じています。

組織で働く人を生かし組織の成果を最大化する、そのサポートができるような人事に​

「人をもって事をなす」それが人事だと言われています。一人ひとりが強みも抱えている事情も置かれている環境も違う。そんなメンバーのそれぞれのよさを生かしながら、パフォーマンスをあげられるような人事でありたいです。

そのためにもお互いの想いを尊重しながら、目的を一致させ、やるべきことはやる、そんな組織を作っていきたいと思っています。

壺中人事塾に参加すると、実際にそんな場を経験することができます。参加して何を得るかは結局自分次第ではありますが、全力で取り組むことで、ここでしか得られない学びがたくさんあると確信しています。