人事としてのキャリアに軸をもちたいと思って参加しました

人事をやって約5年です。新卒で現在の会社に入社してから、ずっと人事をやっています。

たまたま今後の自分のライフプランやキャリアプランを考える機会があって、今の環境にプラスして前に進める環境がほしいな、と思っていました。そのタイミングで、壺中人事塾に入塾したのと、スタートアップのベンチャーで、人事としての複業という2つの挑戦を始めました。

壺中人事塾は、実践と内省を繰り返して、自分の中に人事としての論をためていくというのがいいな、と思って参加しました。今後も人事としてやっていく中で、自分の軸になる、そこから積み上がっていく感覚のものが欲しい、人事に繋がる新しい挑戦をしてみたいと思っていました。

「日々の実践で学びを生かす」そう決めてから行動が大きく変わりました

人事として、例えば、起案をするとか、上長と話す時など、日々自分の考えを聞かれます。「人事として自分はこうしたい」という意志が大事だと思う瞬間が、日々の業務の中でもたくさんありました。

参加前は、それに対して、自分の意志で回答しきれていない感覚がありました。自分の領域に対して把握はしているし、人事の全体像への理解も5年経験して少しずつ深まっている。でも、そこで止まっている感覚だったんですよね。

いろいろなテーマに対して網羅的に思考することができる知識がある。そして、自分が普段やってることに対して知識や経験や目的や関わりなど、様々なものをベースに自分の軸となる論をもっているということ。これができるようになりたい、と強く感じていました。

なので、壺中人事塾への参加の意図としては、いろいろな分野に触れて知識を得るということはもちろんですけど、今やってることに深みをもたせるというか、人事の面が広がっていくという感じが出てくることを期待していました。

いろいろな角度から見られる。でも、ちゃんと自分で決めることができる。
自分の人事論に一本軸をもちたいってすごく思ったんですよね。

壺中人事塾では、学習会でも対話会でも研鑽会でも、とにかくたくさん話をします。
参加した当初は、日々の業務を共有する当たり障りのない内容だったのですが、心理的な安全性の保たれた場で、ジャッジされることなく、自分の考えを言って、それに対して反応をもらって。多様な視点を得ることができるんですよね。そして、さらに自分の考えを深めて伝えて。坪谷さんも、ファシリテーターの方もその雰囲気を作って下さるので、自分の考えをとにかく言う。それを繰り返しているうちに、「これ、明日の提案に反映させよう」とか、「即実践にもちこもう」という気持ちが2ヶ月目くらいかな、湧いてきたんですよね。ものを持ち帰ろうって。そこからですかね、なんかすごく自分が変わりました。

具体的にいうと、毎週水曜日の学習会の後に放課後みたいな残ったメンバーだけで話す時間があったんです。そこで、積極的に現状や考えを伝えて意見をもらって、そうすると、自分のやっていることに視点が加わるんですよね。そこで得たものを実際に次の日から職場でやってみて、感じたこと、壁になったことを週末にチームでやる研鑽会に持っていく。そういうサイクルを回し始めてから、対話した内容が血肉になっていく感覚に変わりました。

「日常で何を変えますか。変えるために、何をしたいと思って来ていますか。」
そんなことを自分に常に問い続けて、参加するようになってから、実際に仕事の質が変わりました。以前よりも自信をもって提案できるし、対話ができる。まさに持論をもてるようになってきた感覚がありますね。僕は、人事としての「日頃の自分の在り方」を変えたかったので、学んで練習して実践して、をとにかく意識しました。いろいろ試行錯誤しましたが、「実践がある」ということがとにかく大事な気がします。

人を生かしながら、経営戦略の実現ができる人事に​

その人の力が発揮できる場があって、会社のコミットにちゃんとなる。人の力を生かして経営戦略を実現できるというところを重ねていくことが、人事の仕事だからできることだと思っています。僕が今やりたいことは、そこの最大公約数を作りにいくイメージですね。

それを作り出すのが人事としての僕のミッションだと思います。参加して、それに気づくことができました。壺中人事塾は、目の前の「日々の人事の仕事」を実践を通じてさらに進化させたいと思う方に、とってもおすすめです。