壺中人事塾の募集があったのが、人事になってちょうど1年経ったタイミングでした。
同時期に、社内で人事部の再編もあり、自分の領域以外のことが見えるようになり、担当領域以外のことに触れることも増え、人事領域といっても幅広いが、全体が見えていない、「人事とは?」がわかっていない、という事を感じはじめていたところでした。
また、そんな中、自分の今後のキャリアを考えた時に「人事としてやっていきたいと思っているのか」を改めて考えてみたいと思って参加しました。
壺中人事塾に参加してみて、自分は人事の中ではこの領域を担当していて、こういうものの見方・動きをしているということ、自分の思考のクセや偏りを客観視することができました。
私は、キャリアのスタート時から、「自分らしく生きて欲しい」「その人らしさを大事にして欲しい」という思いが自身の中に強くあります。
その一方で、組織としてどうありたいのか、そのために人事としてどうあるかという視点も大事だとわかっていながら、その目線が足りないということを感じていました。
自分のスタンスを参加者の方と対話する中で俯瞰することができ、人目線と組織目線、どちらも大事で、バランスをとりながら人事として人と関わっていきたいと思えたんです。
参加しながら、その重なりをチューニングできていったような感覚がありました。
学習会や対話会では、坪谷さんの問いをきっかけに、いろいろな参加者の方の価値観や経験を聞くことができるのですが、参加者同志の対話の中で、自分が見えてきて、じゃあ自分は組織の中でどんなことができるだろうか?を考えていけるようになっていきました。
今の会社には、少人数のベンチャーの時から在籍していて、「人にまつわる仕事がしたい」と思い、人事領域にいました。
ベンチャーなので、組織の成長と共に集まる人や組織の在り方も変わっていく、そんな中で自分が今、そして今後、組織の中でどんなことができるのだろう・・・という思いがありました。
壺中人事塾で、人事の経験豊富な方の話を聞く中で、みなさんすごく人事に対して想いがあるんですよね。じゃあ、自分は人事というものに対してどれだけ想いがあるのだろう、という事を考えるきっかけになりました。自分だけでは見えていない部分が明確になっていった感じです。
壺中人事塾がスタートしたばかりの時は、みなさんが様々な持論を述べているのを聞いて、自分は基礎的な知識が圧倒的に足りないと気づき、坪谷さんの著作を読んで予習をちゃんとしようと思ったんです(笑)改めて、坪谷さんの著作を読んだことで、全体像を捉えることができたし、研鑽会の場で持論を掘り下げていくことができ、学びが深まりました。参加者のみなさんと人事について真剣に対話し、思考する中で、もっと人事を突き詰めていきたい、どっぷりハマってみたいな、と思えるようになりました。私がやりたいことって「人の可能性を信じたい」ってことで、それを人事として組織の中でやっていく覚悟ができたというか。
研鑽会で一緒だったメンバーの中に、同じ社内の方と本気で向き合っていることが滲み出ている方がいたんです。「なぜそんなに向き合えるのですか?」ということを聞いてみました。すると、いろいろなことを教えて下さったのですが、その中で「自分が過去にしてほしかったことをしようとしている」という話をしてくれたんです。
それを聞いた時に、自分が人事の方にこうしてもらいたい、という明確な人事像がないという事に気づきました。だからこそ、「こんなことしてもらったら嬉しいだろうな」「こんなことをしてくれる人が人事にいたらいいな」という自分らしい理想の人事像をもって、ふるまっていっていいんだな、私自身が自分らしさをもっと発揮していいんだな、と改めて感じることができたんです。組織の人事としてどう振る舞うのが正解なのかを意識していたけれど、どう在りたいかを考え、自分らしい人事になろう、と強く思えたというか。
人事としての意志が明確になり、個人も組織も大切にしながら、双方の成長に関わっていきたいと思えるようになりました。
参加する前は、人事としてどうありたいのかがわかっていなかったし、迷いがありました。
壺中人事塾に参加し、対話をしながら持論をもてるようになっていき、自分の立ち位置がわかったことで、自分の領域を広げていけそうだと感じています。
また、自分の人事としての在り方も明確になり、組織と人の可能性を信じながら、人事の道をもうちょっと突き進んでいきたいです。
人事としてのキャリアに関係なく、組織と人事にどう関わっていきたいかを深く考えたい方に、壺中人事塾はぜひオススメしたいです。
坪谷さんとは、以前職場が同じで、評価制度を変える際に相談にのってもらっていました。
坪谷さんは、言葉の本質や成り立ちを意識して、深く人事について考え続けている方です。自身のみならず、関わる方に対しても「問いを立てる」を重視し、物事の本質、意思、情熱、在り方を確かめるように問いかけ続けてくれます。
そうした坪谷さんの作る場に参加することで、学びながら持論を磨いていきたいと感じました。たまたま、今後のキャリアの方向性を考えていたタイミングの募集で、人事として歩んでいきたいと感じているところでもありました。
本業がある中での3ヶ月の研修機会は、正直大変でした(笑)
学習会・研鑽会・対話会の参加だけでなく、課題提出があるので、時間をやりくりしながらの参加でした。
しかし、課題をやることで持論を深めていくプロセスや、この機会・この場で同じ志を持ったメンバーと出会えたことは、時間以上に得られた大きな価値です。
立場や業界が全く違うメンバーと話すことで、持論に立ち返り、深まっていく感覚がありました。
研鑽会の中で「退職とは何か」というテーマの会がありました。
この時に参加メンバーの一人が、「会社と社員の関係性を最後にデザインする場」という持論を話してくれました。「関係性のデザイン」という視点は自分にはなかったため、これ以降、この捉え方は自分の中の大事な視点の一つになりました。
このように、思考のきっかけをもらったり、自社にいるだけでは得られない多様な視点を学べたり、課題を共有したりすることで、もし今後同じような課題に向き合ったらどうするか等を先行体験できました。
また、持論を持つ・磨くというのは、壺中人事塾の特徴的なところだと思うのですが、一度だけ「持論はありません」と答えた回もありました。それもありだと思っています。
壺中人事塾は、それが言える環境でもあったし、メンバーの持論を聞く中で、持論をアップデートしたり、持ち帰り深く考え落とし込むことができるので、どの対話の場もポジティブに参加できると思います。
人事が向き合う課題は“正解がない”と思っています。
会社の数だけ人事制度も向き合う課題も違います。だからこそ、持論を正解にしていくのが人事だと捉え、持論を磨き続けるアクションがとても重要だと感じます。
壺中人事塾に参加するようになってから、「〜とは何か」と自分に問う機会が圧倒的に増えました。
参加した当初は、過去の体験を言語化すること=持論を持つことだと考えていましたが、今では、それをもう一度振り返り、抽象度高く言語化して、再構築するプロセスを意識的に行うようになりました。
これを何度も繰り返していく中で、持論が磨かれ、やがて本当に自分の持論にたどり着くと思います。
過去2年間、営業本部の企画部の中で人事として、主に人材開発(研修・キャリア等)を担当していました。
でも、人事のプロではないので、体系的な人事としての知識がないと感じていたんです。
人事課題が幅広いので、どうしたらいいのか、どのように優先順位をもってやろうか、と悩むことがありました。
そんな時に、手にとった坪谷さんの「人材マネジメント入門」が体系的に学ぶのに役立つな、と感じていたタイミングで壺中人事塾の募集があることを知り、申し込みました。
壺中人事塾では、研鑽会といって毎週チームで振り返りをする場があったのですが、参加してすぐにあった研鑽会で、「ソリューションではなく、問題に恋する」といった話をシェアしてくれたメンバーがいたんです。それを聞いてハッとしました。
私が、壺中人事塾に入った理由には「体系的なマネジメントについて学びたい」=知識やノウハウが欲しいと思っていたところもあったのですが、問題の根っこを見に行かなくてはいけない、と気付かされました。
人事課題は、各社各様たくさんある。そこに難しさを感じていたのですが、その中でその会社の事業戦略に沿って、どの問題に当たっていくか、どうアプローチしていくかの最適解はそれぞれ。
How(手法)だけを知り、実践しても、各社違うのだからかみ合わない時がある、と感じていたんです。
壺中人事塾では、様々な事例をシェアし合いながら、「その問題の根っこはなんだ?」「その問題をどう捉えてソリューションを考える?」という対話を重ねていくことで、自分ごととして捉え、どうしたらいいかを考えることができました。なので、Howだけに頼らず、自分はどう考えるのか、アウトプットしながら、対話をすることで、持論が磨かれていく感覚がありました。
そんな中で、みんな迷うし、どうしたらいいのか、ということを改めて実感できたのも大きな気づきでしたね。
だからこそ、迷うことで止まるのではなく、構造化したり、「なぜ?」を繰り返して問題の本質に迫る過程だったりを大切にしようと思いました。
壺中人事塾には、人事への志が高い多様なメンバーが参加しているのですが、前提条件として、社名やポジションを明かさずに参加しています。そんなフラットな人間関係の中で、課題を共有しながら対話することで、お互いの意見を尊重しあいながら様々な意見を交わし、自分の軸を見つめ、客観視することができました。
また、他社の事例を知ったり、仲間の多面的なものの見方を聞いたりすることで、視野や思考が広がったと感じています。
そんなことを3ヶ月参加する中で繰り返すことによって、自分なりの「人事課題への迫り方」の型を見つけることができました。
具体的にいうと、「構造化しよう」「問題の核心に迫る努力をしよう」「自分で決めよう」という3つです。
この3つを意識しながら、社内で起きる課題に対して、自分の意志をまずもって、チームメンバーと対話していく、そんなやり方を実践することで、行動と決断のスピードが上がりました。
壺中人事塾に参加して、本質探究を深めることができました。
リスペクトしあえる関係性、フラットになんでも言いあえる関係性、本質に迫るための異論は大歓迎、そんなスタンスでいることで、人とチームの可能性を最大限に引き出すことができるという経験と確信をもつことができたんです。
そんなことを社内でも意識しながら、組織風土を変えていく、そんな人事になりたいですね。
人事の責任者をしています。前職まで中途採用しかやったことなかったんです。
賃金や労務、等級のことなど正直よくわかっていなかったので、坪谷さんの本で学んでいました。
本がとてもわかりやすく、坪谷さんからもっと学びたいな、と思いTwitterをフォローしたら、ちょうど壺中人事塾の募集がありました。
組織コンサルの会社でも働いていたのですが、人事の当事者として解像度高く知りたいと思っていたのと、極めている方から学びたいと思っていたタイミングだったので、迷わず申し込みました。
人事って、個人情報の観点等もあり、なかなか情報が外に出づらいな、と思っていました。
そんな中で社名を明かさずに参加できる人事塾では、様々な事例をシェアしながらコアな話をすることができました。
中でも、坪谷さんから直接学べる学習会に参加し、「正解はないんだ!」ということに確信を持つことができました。正解はないからこそ、今自分がいる組織において、自分がベストであると思うことが答えである、という坪谷さんの言葉が印象深く残っています。
そして、それを知ったことで肩の力が抜けました。「これ合っているのかな?」と取り組んでいたことが、組織のことを思って下した意思決定だったら、自信をもとうと思うようになりました。
それが「持論をもつ」ということなんだな、と。
また、週に1回のグループで行う研鑽会の中で、毎週自分の振り返りをすることができたのがよかったです。
忙しいとしっかり振り返りをせずに日々が過ぎていってしまうのですが、自分の1週間の取り組みや考えを言語化することができました。
研鑽会の後半に、「今週のあなたが作った持論は?」という問いに毎週向き合ったおかげで、自分の中で持論をよりしっかり考えるようになりました。人事におけるポイントはこれだな、っていうことの言語化を継続的にやることで、それが自分なりの「持論」になっていく感覚がありました。例えば、人事部長とCHROの違いについて考えている週があったんです。どちらも人事に関わっているけれど、時間軸や観点をもって見ることで、自分の役割ややりたいこと、さらに何を深めていきたいかが明確になりました。
人事系の塾として参加する前は、正解を教えてもらう場、人事の人との交流をする場という認識を漠然ともっていました。
しかし、参加してみて、正解はないな、交流をするのは持論をもつためなんだな、ということに集約されていきました。議論の時間がすごく多いし、「あなたはどう思いますか?」と問われることが多いのがこの壺中人事塾の特徴的なところです。
参加メンバーとは、相互で触発されて、自分の持論がより明確になっていくような体験をすることができ、出会えたことに本当に感謝しています。
自分と同じことを考えている人はいなくて、それぞれの考えを聞くことで、違いを感じたり、共感したりしながら、自分の考えが明確になっていったという感じがしました。ほぼ全ての場がそんな対話の場でした。
壺中人事塾に参加するようになってから、フレームワークを使わなくなりました。これまで、コンサルティング会社にいたこともあり、正解ありきでフレームワークにはめて考えるところがあったのですが、一回自分の頭で意識的に考えるようになったんです。
それが結果的にフレームワークにはまることもありますが、ゼロベースで物事を考えるようになったことは、大きな変化でした。
すると、職場で話をしていても、本質的な話に迫っていくことができる場面が圧倒的に増えました。現実は、フレームワークに当てはまることはほとんどなくて、フラットに現実をみて、目の前にある課題や答えに向き合う。そうすると、逆に自分オリジナルのフレームワークができていく感じです(笑)
これは、自分の人生においても大きな気づきでした。大学のバスケットボールのヘッドコーチもやっているのですが、既存のフレームワークにはめていくチーム作りから、今のチームにベストなことを考えるようになったんです。結局目の前にある組織、人が全てなんですよね。
今後の人事のキャリアとしても、視野を広げて、人に対する専門性を突き詰めながら、総合的にみていった時に、いい意思決定ができる、ベストな判断ができるような自分になっていきたいです。
持論をもつことは、人事としてだけでなく、自分の人生においても重要なことだと考えています。仲間達と持論を磨いていきたい、そんな方は迷わずGO!と言いたいですね(笑)
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