壺中人事塾 〜塾生の声〜

株式会社リブセンス
金土 太一様

オンラインで人事のプロ坪谷さんから学べるチャンスだと思い参加しました

事業会社で人事のマネージャーとして仕事をしていたものの、自分自身のプレイヤーとしての経験領域は労務が中心でした。そのため、今後も人事としてのキャリアを積んでいくにあたり、人材マネジメントに関する体系的なスキルを身につけたいと考えていました。

また、元々お世話になっていた方から坪谷さんの著作(『人材マネジメントの壺』や『図解 人材マネジメント入門』など)を教えてもらい勉強していました。人事の歴史的な背景やそもそも論が書かれているところが面白いと感じていたのと、考え方や在り方がとても勉強になると思っていました。

坪谷さんが、元々勉強会をされていることも知っていて参加したいと思っていたのですが、子どもがまだ小さいこともあり、朝や夜にリアルな場での勉強会に参加するのが難しい部分がありました。

そういった中で壺中人事塾の告知を見て、完全にオンラインでの開催ということもあり、すぐに申し込みをさせていただきました。

持論を持つには対話が不可欠だと気づきました

壺中人事塾では、人事という正解がない仕事に向き合うためには、意志と持論が重要であり、持論を持つためには「体系化された知識」と「仲間との研鑽」が必要だとしています。

それまでの自分は、知識を得ることに偏りがちで、極端な言い方をすれば知識に正解を求めていた気がします。なので、はじめの頃は、持論を問われるたびに、「正解はなんだろう?」という思考が働いていました。事前に坪谷さんの本も読んでいたので、本に書かれていること=正解なのかな、と考えがちだったんです(笑)

壺中人事塾では、知識をインプットする場面もありつつ、自分がどう解釈しているかをお互いにアウトプットして、対話やフィードバックを通じて理解を深めあう時間が主でした。

そういった研鑽を通じて、本当に大事なのは、知識を前提とした持論を磨くことであり、そこに至るプロセスとして、対話が必要だと学びました。

自分の考えを出してみて、人の意見を聞くことを通して、朧げだったものが明確になっていく、磨かれていく感覚がありました。

参加しているメンバーもモチベーションが高く、前向きに参加している方が多かったのと、人事としての経験値が様々な方がいたので、多様な視点を得ることができました。

最後の研鑽会では、自分の強みや持ち味を、チームメンバー同士でフィードバックしあう機会がありました。そこで、自分のよさや強みを言語化することができました。自分自身の価値観が、組織変革のキーになるということも教えてもらい、自分が組織の中でマネージャーとして、人事としてどのような価値観をもって関わっていくことが組織の成長に繋がるのか、そんな視点をもつことができました。この時にもらったフィードバックは、とても励みになり、今後も大事にしていきたいと思っています。

さらに、研鑽会でワークシートを記入するのですが、そのおかげで振り返りの習慣がつきました。これまで、自分自身の振り返りに時間を割くことがなかなかできていなかったのですが、どんなことがあったのか、どんな学びがあったのか、といった経験を経験だけで終わらせずに、学びを抽象化することで、他の場面にも転用できたり、経験学習のサイクルを回したりできるようになりました。

学んできたことを言葉にすると、それが自分のやり方や在り方なんだな、と気づくことができます。それも、今後に生かせそうだと感じています。

組織で働く人を生かし組織の成果を最大化する、そのサポートができるような人事に

「人をもって事をなす」それが人事だと言われています。一人ひとりが強みも抱えている事情も置かれている環境も違う。そんなメンバーのそれぞれのよさを生かしながら、パフォーマンスをあげられるような人事でありたいです。

そのためにもお互いの想いを尊重しながら、目的を一致させ、やるべきことはやる、そんな組織を作っていきたいと思っています。

壺中人事塾に参加すると、実際にそんな場を経験することができます。参加して何を得るかは結局自分次第ではありますが、全力で取り組むことで、ここでしか得られない学びがたくさんあると確信しています。

不動産業界
M.K様

人事になって1年、今後の人事としてのキャリアを考えていたタイミングで参加しました

壺中人事塾の募集があったのが、人事になってちょうど1年経ったタイミングでした。
同時期に、社内で人事部の再編もあり、自分の領域以外のことが見えるようになり、担当領域以外のことに触れることも増え、人事領域といっても幅広いが、全体が見えていない、「人事とは?」がわかっていない、という事を感じはじめていたところでした。
また、そんな中、自分の今後のキャリアを考えた時に「人事としてやっていきたいと思っているのか」を改めて考えてみたいと思って参加しました。

対話を重ねることで自分の立ち位置を俯瞰し、人事としての在り方を見つめなおすことができました

壺中人事塾に参加してみて、自分は人事の中ではこの領域を担当していて、こういうものの見方・動きをしているということ、自分の思考のクセや偏りを客観視することができました。

私は、キャリアのスタート時から、「自分らしく生きて欲しい」「その人らしさを大事にして欲しい」という思いが自身の中に強くあります。

その一方で、組織としてどうありたいのか、そのために人事としてどうあるかという視点も大事だとわかっていながら、その目線が足りないということを感じていました。

自分のスタンスを参加者の方と対話する中で俯瞰することができ、人目線と組織目線、どちらも大事で、バランスをとりながら人事として人と関わっていきたいと思えたんです。

参加しながら、その重なりをチューニングできていったような感覚がありました。

学習会や対話会では、坪谷さんの問いをきっかけに、いろいろな参加者の方の価値観や経験を聞くことができるのですが、参加者同志の対話の中で、自分が見えてきて、じゃあ自分は組織の中でどんなことができるだろうか?を考えていけるようになっていきました。

今の会社には、少人数のベンチャーの時から在籍していて、「人にまつわる仕事がしたい」と思い、人事領域にいました。

ベンチャーなので、組織の成長と共に集まる人や組織の在り方も変わっていく、そんな中で自分が今、そして今後、組織の中でどんなことができるのだろう・・・という思いがありました。

壺中人事塾で、人事の経験豊富な方の話を聞く中で、みなさんすごく人事に対して想いがあるんですよね。じゃあ、自分は人事というものに対してどれだけ想いがあるのだろう、という事を考えるきっかけになりました。自分だけでは見えていない部分が明確になっていった感じです。

壺中人事塾がスタートしたばかりの時は、みなさんが様々な持論を述べているのを聞いて、自分は基礎的な知識が圧倒的に足りないと気づき、坪谷さんの著作を読んで予習をちゃんとしようと思ったんです(笑)改めて、坪谷さんの著作を読んだことで、全体像を捉えることができたし、研鑽会の場で持論を掘り下げていくことができ、学びが深まりました。参加者のみなさんと人事について真剣に対話し、思考する中で、もっと人事を突き詰めていきたい、どっぷりハマってみたいな、と思えるようになりました。私がやりたいことって「人の可能性を信じたい」ってことで、それを人事として組織の中でやっていく覚悟ができたというか。

研鑽会で一緒だったメンバーの中に、同じ社内の方と本気で向き合っていることが滲み出ている方がいたんです。「なぜそんなに向き合えるのですか?」ということを聞いてみました。すると、いろいろなことを教えて下さったのですが、その中で「自分が過去にしてほしかったことをしようとしている」という話をしてくれたんです。

それを聞いた時に、自分が人事の方にこうしてもらいたい、という明確な人事像がないという事に気づきました。だからこそ、「こんなことしてもらったら嬉しいだろうな」「こんなことをしてくれる人が人事にいたらいいな」という自分らしい理想の人事像をもって、ふるまっていっていいんだな、私自身が自分らしさをもっと発揮していいんだな、と改めて感じることができたんです。組織の人事としてどう振る舞うのが正解なのかを意識していたけれど、どう在りたいかを考え、自分らしい人事になろう、と強く思えたというか。

人事としての意志が明確になり、個人も組織も大切にしながら、双方の成長に関わっていきたいと思えるようになりました。

組織と人の可能性を信じながら人事の道を進んでいきたい

参加する前は、人事としてどうありたいのかがわかっていなかったし、迷いがありました。

壺中人事塾に参加し、対話をしながら持論をもてるようになっていき、自分の立ち位置がわかったことで、自分の領域を広げていけそうだと感じています。

また、自分の人事としての在り方も明確になり、組織と人の可能性を信じながら、人事の道をもうちょっと突き進んでいきたいです。

人事としてのキャリアに関係なく、組織と人事にどう関わっていきたいかを深く考えたい方に、壺中人事塾はぜひオススメしたいです。

株式会社アカツキ
菅 隆一様

学びながら持論を磨きたい、そう思い参加しました

坪谷さんとは、以前職場が同じで、評価制度を変える際に相談にのってもらっていました。

坪谷さんは、言葉の本質や成り立ちを意識して、深く人事について考え続けている方です。自身のみならず、関わる方に対しても「問いを立てる」を重視し、物事の本質、意思、情熱、在り方を確かめるように問いかけ続けてくれます。

そうした坪谷さんの作る場に参加することで、学びながら持論を磨いていきたいと感じました。たまたま、今後のキャリアの方向性を考えていたタイミングの募集で、人事として歩んでいきたいと感じているところでもありました。

志ある仲間と語り合った3ヶ月

本業がある中での3ヶ月の研修機会は、正直大変でした(笑)

学習会・研鑽会・対話会の参加だけでなく、課題提出があるので、時間をやりくりしながらの参加でした。
しかし、課題をやることで持論を深めていくプロセスや、この機会・この場で同じ志を持ったメンバーと出会えたことは、時間以上に得られた大きな価値です。

立場や業界が全く違うメンバーと話すことで、持論に立ち返り、深まっていく感覚がありました。

研鑽会の中で「退職とは何か」というテーマの会がありました。

この時に参加メンバーの一人が、「会社と社員の関係性を最後にデザインする場」という持論を話してくれました。「関係性のデザイン」という視点は自分にはなかったため、これ以降、この捉え方は自分の中の大事な視点の一つになりました。

このように、思考のきっかけをもらったり、自社にいるだけでは得られない多様な視点を学べたり、課題を共有したりすることで、もし今後同じような課題に向き合ったらどうするか等を先行体験できました。

また、持論を持つ・磨くというのは、壺中人事塾の特徴的なところだと思うのですが、一度だけ「持論はありません」と答えた回もありました。それもありだと思っています。

壺中人事塾は、それが言える環境でもあったし、メンバーの持論を聞く中で、持論をアップデートしたり、持ち帰り深く考え落とし込むことができるので、どの対話の場もポジティブに参加できると思います。

人事が向き合う課題は“正解がない”と思っています。

会社の数だけ人事制度も向き合う課題も違います。だからこそ、持論を正解にしていくのが人事だと捉え、持論を磨き続けるアクションがとても重要だと感じます。

壺中人事塾に参加するようになってから、「〜とは何か」と自分に問う機会が圧倒的に増えました。

参加した当初は、過去の体験を言語化すること=持論を持つことだと考えていましたが、今では、それをもう一度振り返り、抽象度高く言語化して、再構築するプロセスを意識的に行うようになりました。

これを何度も繰り返していく中で、持論が磨かれ、やがて本当に自分の持論にたどり着くと思います。

組織変革のダイナモとなる

第一回目の対話会の問いが、「あなたにとって人事の志とはなんですか?」でした。そこでの私の答えは「組織変革のダイナモとなる」でした。

ダイナモは、発電機能を持った部品で、駆動することで電気供給の役割を果たすものです。組織の中でそのような存在になりたいという意志が、参加以降より一層強くなりました。

壺中人事塾は、人事に対する志の高い仲間と出会えるので、自分が成長していくエネルギーを得られる場でした。

これから人事として生きていく、その道のスペシャリストになっていく、と決めた自分にとって、いろいろなヒントをもらうことができました。

また、人事の取り組み事例を学ぶだけでなく、自己研鑽をするような側面も大きいので、人事以外でもマネジメントを経験している人や、若い人にも参加してもらいたいと感じました。経験したことを持論化して、磨いていくことを意識して過ごすことで、人事の意志を育む良い機会になるのではないかと思います。

総合商社
小西 晃之 様

幅広い人事課題にどのように向き合っていけばいいのかと悩んでいました

過去2年間、営業本部の企画部の中で人事として、主に人材開発(研修・キャリア等)を担当していました。

でも、人事のプロではないので、体系的な人事としての知識がないと感じていたんです。
人事課題が幅広いので、どうしたらいいのか、どのように優先順位をもってやろうか、と悩むことがありました。

そんな時に、手にとった坪谷さんの「人材マネジメント入門」が体系的に学ぶのに役立つな、と感じていたタイミングで壺中人事塾の募集があることを知り、申し込みました。

問題の本質に迫っていくにはどうしたらいいのか、を学ぶことができました

壺中人事塾では、研鑽会といって毎週チームで振り返りをする場があったのですが、参加してすぐにあった研鑽会で、「ソリューションではなく、問題に恋する」といった話をシェアしてくれたメンバーがいたんです。それを聞いてハッとしました。

私が、壺中人事塾に入った理由には「体系的なマネジメントについて学びたい」=知識やノウハウが欲しいと思っていたところもあったのですが、問題の根っこを見に行かなくてはいけない、と気付かされました。
人事課題は、各社各様たくさんある。そこに難しさを感じていたのですが、その中でその会社の事業戦略に沿って、どの問題に当たっていくか、どうアプローチしていくかの最適解はそれぞれ。

How(手法)だけを知り、実践しても、各社違うのだからかみ合わない時がある、と感じていたんです。

壺中人事塾では、様々な事例をシェアし合いながら、「その問題の根っこはなんだ?」「その問題をどう捉えてソリューションを考える?」という対話を重ねていくことで、自分ごととして捉え、どうしたらいいかを考えることができました。なので、Howだけに頼らず、自分はどう考えるのか、アウトプットしながら、対話をすることで、持論が磨かれていく感覚がありました。

そんな中で、みんな迷うし、どうしたらいいのか、ということを改めて実感できたのも大きな気づきでしたね。
だからこそ、迷うことで止まるのではなく、構造化したり、「なぜ?」を繰り返して問題の本質に迫る過程だったりを大切にしようと思いました。

壺中人事塾には、人事への志が高い多様なメンバーが参加しているのですが、前提条件として、社名やポジションを明かさずに参加しています。そんなフラットな人間関係の中で、課題を共有しながら対話することで、お互いの意見を尊重しあいながら様々な意見を交わし、自分の軸を見つめ、客観視することができました。
また、他社の事例を知ったり、仲間の多面的なものの見方を聞いたりすることで、視野や思考が広がったと感じています。

そんなことを3ヶ月参加する中で繰り返すことによって、自分なりの「人事課題への迫り方」の型を見つけることができました。

具体的にいうと、「構造化しよう」「問題の核心に迫る努力をしよう」「自分で決めよう」という3つです。

この3つを意識しながら、社内で起きる課題に対して、自分の意志をまずもって、チームメンバーと対話していく、そんなやり方を実践することで、行動と決断のスピードが上がりました。

人とチームの可能性を最大限に引き出す人事に

壺中人事塾に参加して、本質探究を深めることができました。

リスペクトしあえる関係性、フラットになんでも言いあえる関係性、本質に迫るための異論は大歓迎、そんなスタンスでいることで、人とチームの可能性を最大限に引き出すことができるという経験と確信をもつことができたんです。

そんなことを社内でも意識しながら、組織風土を変えていく、そんな人事になりたいですね。

不動産業界
T.S様

人事のリアルを知りたいと思って参加しました

人事の中でも、人事評価の運用をメインでやっています。

人事の領域は広いので、自分の担当以外の領域や人材マネジメント全体がどう連関しているのかを知りたいと思っていました。

また、他社の人事担当の方と交流できるので、実際にやっていること、どんな悩みをもっているのか、現場にいる方々の現実や実践を知りたいと思って、壺中人事塾に入りました。

「自分はどう考える?」と常に問いをもつように

他の会社の人事の方の考えを知ることができたら、と思って参加しましたが、「自分はどうなの?」と結局自分に問いが戻ってくることで、自分の考えの偏りに気づいたり、新しい視点を得たりすることができました。

「組織とは?」「人事とは?」という本質的な問いに向き合い、対話を重ねていく中で、どんどん自分の考えが明確になっていきました。

前職は全く違う分野を担当していたので、人事課題に向き合った時に、実際何がいいのか、何が正解なのかわからない面も感じながら過ごしていました。

でも、この場に参加して、自分の得意やチームの中での役割が見えてきたり、客観的に参加メンバーにそれを伝えてもらったりしながら、自分の思考や強みを再確認したりすることができたこと、全体の中でもバランスをとりながら楽しめる自分であることを知り、自信がつきました。

グループで行う研鑽会は、特にそれを強く感じることができました。

研鑽会では、毎週振り返りシートを書いて、自分の実践を振り返るのですが、参加者のみなさんも、ファシリの吉田さんもみんな真ん中に愛があるっていうか。

もちろん坪谷さんもそうで、だからこそ、どの場でも本当のことを伝え合ったり、お互いのよさを認め合ったりしながら学びあえている感覚がありました。

あと、対話を重ねる中で、「答えってないんだな」と、感じられたことも大きかったです。

組織って常に変化する生き物みたいだと思っているんですけれど、その場で悩んだり考えたりしながら、組織にとっていいと思うことをやっていこう!って思えるようになりました。

目的や観点をもって「自分はこう考える」ということを言えるようになったこと=「持論」を語ることができるようになってきたと思います。

そう考えると、3ヶ月は、絶妙な長さだなって思いました。

ちょうど中間振り返り(1ヶ月半たった頃)から、お互いの想いをより深く話せるようになっていきました。

それぞれの訴求ポイントや得意、思考が見えるようになってきたから、フィードバックが深まっていったんですよね。週に2回の参加は、大変に感じることもありましたが、それ以上に得られることがたくさんあり、参加して本当によかったです。

坪谷さんの著書(「人材マネジメント入門」「組織開発入門」)をきっかけに、自分で考えること、問いを持つ事、持論を持つ事に価値を感じたので、全部本を一通り読んで、参加者のみなさんと対話会をするということも、やってみたいと感じました。

テーマにならなかったことでも、もっと深めたいこと、みんなで語りあいたいことがたくさんありましたね(笑)

社会福祉法人フラット
古茶 宏志様

坪谷さんの著書を読み、坪谷さんから人事を学びたいと感じました

人事の責任者をしています。前職まで中途採用しかやったことなかったんです。

賃金や労務、等級のことなど正直よくわかっていなかったので、坪谷さんの本で学んでいました。

本がとてもわかりやすく、坪谷さんからもっと学びたいな、と思いTwitterをフォローしたら、ちょうど壺中人事塾の募集がありました。

組織コンサルの会社でも働いていたのですが、人事の当事者として解像度高く知りたいと思っていたのと、極めている方から学びたいと思っていたタイミングだったので、迷わず申し込みました。

正解はないんだ!という確信が自信になりました

人事って、個人情報の観点等もあり、なかなか情報が外に出づらいな、と思っていました。
そんな中で社名を明かさずに参加できる人事塾では、様々な事例をシェアしながらコアな話をすることができました。

中でも、坪谷さんから直接学べる学習会に参加し、「正解はないんだ!」ということに確信を持つことができました。正解はないからこそ、今自分がいる組織において、自分がベストであると思うことが答えである、という坪谷さんの言葉が印象深く残っています。

そして、それを知ったことで肩の力が抜けました。「これ合っているのかな?」と取り組んでいたことが、組織のことを思って下した意思決定だったら、自信をもとうと思うようになりました。
それが「持論をもつ」ということなんだな、と。
また、週に1回のグループで行う研鑽会の中で、毎週自分の振り返りをすることができたのがよかったです。
忙しいとしっかり振り返りをせずに日々が過ぎていってしまうのですが、自分の1週間の取り組みや考えを言語化することができました。

研鑽会の後半に、「今週のあなたが作った持論は?」という問いに毎週向き合ったおかげで、自分の中で持論をよりしっかり考えるようになりました。人事におけるポイントはこれだな、っていうことの言語化を継続的にやることで、それが自分なりの「持論」になっていく感覚がありました。例えば、人事部長とCHROの違いについて考えている週があったんです。どちらも人事に関わっているけれど、時間軸や観点をもって見ることで、自分の役割ややりたいこと、さらに何を深めていきたいかが明確になりました。

人事系の塾として参加する前は、正解を教えてもらう場、人事の人との交流をする場という認識を漠然ともっていました。
しかし、参加してみて、正解はないな、交流をするのは持論をもつためなんだな、ということに集約されていきました。議論の時間がすごく多いし、「あなたはどう思いますか?」と問われることが多いのがこの壺中人事塾の特徴的なところです。

参加メンバーとは、相互で触発されて、自分の持論がより明確になっていくような体験をすることができ、出会えたことに本当に感謝しています。
自分と同じことを考えている人はいなくて、それぞれの考えを聞くことで、違いを感じたり、共感したりしながら、自分の考えが明確になっていったという感じがしました。ほぼ全ての場がそんな対話の場でした。

ゼロベースで思考することで、本質に向き合えるように

壺中人事塾に参加するようになってから、フレームワークを使わなくなりました。これまで、コンサルティング会社にいたこともあり、正解ありきでフレームワークにはめて考えるところがあったのですが、一回自分の頭で意識的に考えるようになったんです。

それが結果的にフレームワークにはまることもありますが、ゼロベースで物事を考えるようになったことは、大きな変化でした。

すると、職場で話をしていても、本質的な話に迫っていくことができる場面が圧倒的に増えました。現実は、フレームワークに当てはまることはほとんどなくて、フラットに現実をみて、目の前にある課題や答えに向き合う。そうすると、逆に自分オリジナルのフレームワークができていく感じです(笑)

これは、自分の人生においても大きな気づきでした。大学のバスケットボールのヘッドコーチもやっているのですが、既存のフレームワークにはめていくチーム作りから、今のチームにベストなことを考えるようになったんです。結局目の前にある組織、人が全てなんですよね。

今後の人事のキャリアとしても、視野を広げて、人に対する専門性を突き詰めながら、総合的にみていった時に、いい意思決定ができる、ベストな判断ができるような自分になっていきたいです。

持論をもつことは、人事としてだけでなく、自分の人生においても重要なことだと考えています。仲間達と持論を磨いていきたい、そんな方は迷わずGO!と言いたいですね(笑)

自動車部品メーカー
みゆ季様

人事とは?仕事とは?「自分のあり方」を見つめた3ヶ月でした

他部署を経験し、育休を経て人事への異動を希望、配属されて一年半。人事経験は豊富ではありません。自分の担当領域以外のことも、もっと知りたいという思いがありました。様々な書籍を参考にしていた中で、坪谷さんの書籍が本当に読みやすく人事全体を網羅していると感じて、 何度も読んでいたんです。だから塾の募集をたまたま見かけたときは、これだ!と、その幸運がうれしかったです。

でもいざ参加した当初は、とても緊張しましたね。最初は、「正しい答えを言わなくちゃ」という答え探しの意識が強かったし、そしてそれゆえに自分の「意志」に重きを置く大切さも分かっていませんでした。他の参加者の方は、何年も人事をやられている方もいたし、業種も様々。参加してるからには役に立ちたい気持ちがあるけれど実際できるかな、という不安もありました。

でも、回を重ねるたびに、人事の仕事は答えがないものにあふれていて、だからこそ、その人固有の見ている視点・言えることがあり、自分もそうなのだとじわじわと思えてきました。それは、いろいろな立場の人がいるから対話や思考が深まること、それぞれの人の意志の多様さを、どの場でも感じたからです。

実は、以前ほかにも人事関連のオンラインコミュニティに入ったこともありましたが、内容が人事領域の一部に偏っていること、情報の多くは一方通行だったこと、特定の領域・業界のhowが多いことから、自分が求めている場所ではなかったと、抜けた経験がありました。

壺中人事塾では、個別具体のhowではなく「原理原則」「あり方」を深める形式です。全員参加型の対話が多く、その中で自分の意見とその意見に至った背景や個人の価値観を語ります。みなさんの問いと意見を、自分もその場に混ざりながらシャワーのように浴びる中で、自分と他者との違いが浮き彫りになっていくのはとても刺激的で、考え込むこともありましたが、糧になりました。3ヶ月かけて「持論をもつ=唯一の正解はない」「意志を持つ大切さ」がじわじわ腑に落ちて行きました。この体験は、メンバーが日々実務に追われる実際の職場では、なかなか得難いものなのではと思います。

「成果は組織の外にある」ひとりひとりができることがあると気づきました

週一回の研鑽会は、「グループコーチング」というチームで学びを深める時間だったのですが、ここで使用していた振り返りの様式が、書きやすく、かつ負担も重すぎないため、受講を終えた今も個人的に使用しています。自分の仕事を安定して振り返り、内省する1つの「型」を見つけることができました。振り返りの大切さに気づき、習慣化できたことも、参加して得られた大きな変化です。

また大きなこととして捉え方が変わりました。「自分自身・他者・自社・人事という仕事」それぞれに対して、以前より多様な見方ができるようになりました。
私は小さな子どもがいて、時短勤務をしています。原理原則を体系的に学んでから、自分の手足を動かして実践することで血が通う=学んだことを実務に生かすこと、がとても重要です。しかし実践の機会は、単純に仕事の時間だけでみると多くない、という悩みを抱えていました。

学習会の後の放課後のような時間に、坪谷さんにこの悩みを相談させていただいたことがありました。その際、坪谷さんがしてくださった「捉え方」に関する2つの話がとても印象に残っています。

1つ目は、学びを実践する場所は必ずしも「仕事」の中だけには限らず、物事全体に通ずる「自分のあり方」が大切だ、ということです。今自分がここにいるからこそ意味のあること・できることは何だろう、目的・役割はなんだろう、と問うこと自体が実践のひとつ、と考えることができると気付きました。2つ目は、ドラッカーの「成果は組織の外にある」という言葉を紹介いただき、「組織の外っていうのをどこに置くかっていう話にもなりますね。」とアドバイスいただいたことです。ハッとしました。私が自分のできる範囲を諦めずやっていく、家族・子にその頑張ってる姿を見せるというのも、一種の組織の外=次世代の未来へ繋がる、小さいながらも成果かもしれないなって。そういう見方をしてもいいかもしれないって思えたんですよね。

現状を受け入れつつも、いつでも変わろうと意志を持つことができる、さてではどうする?という問いは、自分自身だけでなく、人事の仕事、組織への関わり方も、同じではないかと思えました。

「ひと」の力が生きる場づくりのできる人事に

壺中人事塾のみなさんとの対話は、私にとって今までにない体験でした。また迷ったらこの3か月間で得た気付き・問いに戻ってみよう、と原点の一つを持ったような気持ちです。

壺中人事塾は、社名と実名を伏せた状態での参加と設定されていることで、対話がよりいっそうフラットに双方向になります。個別の環境が、議論に影響しにくい仕組み・場づくりになっているので、よりいっそう「自分はどうありたいか」という本質に意識を向けることができると感じます。そのような「そもそも」や「本質」が好きな人には特におすすめです。

今の目標は、自分の担当領域にさらに丁寧に向き合うこと、そしてひとの力がもっと生きる場づくりを続けていくことです。ひとりひとりが自分のあり方や理念を磨くことができ、そこから力を発揮し、実るような場をつくること。それが私の人事としての自分の軸=持論です。

エムオーテックス株式会社
奥澤 健様

参加したきっかけは、人事について体系的に学びたいと思ったから

現在の会社には人事として中途で入社をしました。従業員数は400名ぐらいで、採用や研修、事業所移転など人事・総務関連の業務全般を担当しています。

壺中人事塾に参加したきっかけは、人事について体系的に学びたいと思ったからです。ある程度経験を重ねて、役職に就くようになってはいたのですが、自分に足りていない点だと感じていました。壺中人事塾の1期に参加した知人から坪谷さんが塾を運営していると聞いて興味を持ち、「人事として本気でやっていくぞ」という自分への決意表明も込めて参加を決めました。

多様な視点によって、自分の価値観や意見を見直すなど、思考を深めることができた

私がこれまで人事として大事にしてきたのは「人への関心」でした。目の前の人に向き合い「この人はどういうコンディションで、どこにモチベーションを持っているのか」を大切にしてきたんです。

けれど、壺中人事塾に参加して、それだけではダメなのだと学びました。「その人がどうしたいか」だけを見るのではなく、同時に「会社をどうしていくか」もセットで考えなくてはいけない。坪谷さんもおっしゃっていますが、人事は「人」を生かすことと、「事」をなすことの両方が大事なのだと理解しました。

また、一緒に講義を受けている方々の視点もとても参考になりました。壺中人事塾では、参加者同士が対話をする機会がたくさんあるのですが、そこには人事経験が長い方も人事になったばかりの方もいます。いろいろなフェーズの人がいることで、今の自分には全くない視点をもらえたり、忘れてしまっていたことを思い出すことができたりなど思考が深まりました。

定期的にインプットして、自分はどう思うかをアウトプット、それに対してフィードバックをもらう。そのサイクルは、自分の考えをもったり、行動したりする上でもいいサイクルでしたね。キャリアを重ねていくと、どうしても自分に何かを教えてくれたり意見を言ったりしてくれる人ってどんどんいなくなるんですよね。だから経験豊富な先輩がいる壺中人事塾は、ものすごく心強い環境だったなと思います。

多様な視点に触れる中で、自分の価値観や意見そのものに疑問を持つことを忘れていたな、と気づけたことも大きな収穫です。講義を通じて「本当にそれでいいのか」と思考し続ける気持ちが芽生えたように思います。自分の考えを大事にしながらも、それに固執しないようになったというんでしょうか。いろんな考え方があると分かった先に、じゃあ自分はどうするのか?をさらに問えるようになった気がしています。

「会社にとっての成果」を出し続けられる人事を目指したい

壺中人事塾に参加して一番大きく変わったのは、「人を生かす」だけではない、「人事としての成果を出し続けられる存在」でありたいと思うようになったことです。「事をなす」までを一貫して捉えるようになった感じですね。

これから先、自分が人事として人に関わる上で「会社にとってどんな成果になるのか」を常に意識していきたいです。壺中人事塾は、何かを変えなくちゃいけないと思っているけれど変えるきっかけがわからない人や何をしたらいいか具体的に見えない人にとってはすごくいい場になると思います。今の自分を知りたい人、人事としてのキャリアの壁にぶつかっている人には特にお勧めだと思います。

IT関連企業
川部 好輝様

人事としてのキャリアに軸をもちたいと思って参加しました

人事をやって約5年です。新卒で現在の会社に入社してから、ずっと人事をやっています。 たまたま今後の自分のライフプランやキャリアプランを考える機会があって、今の環境にプラスして前に進める環境がほしいな、と思っていました。そのタイミングで、壺中人事塾に入塾したのと、スタートアップのベンチャーで、人事としての複業という2つの挑戦を始めました。 壺中人事塾は、実践と内省を繰り返して、自分の中に人事としての論をためていくというのがいいな、と思って参加しました。今後も人事としてやっていく中で、自分の軸になる、そこから積み上がっていく感覚のものが欲しい、人事に繋がる新しい挑戦をしてみたいと思っていました。

「日々の実践で学びを生かす」そう決めてから行動が大きく変わりました

人事として、例えば、起案をするとか、上長と話す時など、日々自分の考えを聞かれます。「人事として自分はこうしたい」という意志が大事だと思う瞬間が、日々の業務の中でもたくさんありました。

参加前は、それに対して、自分の意志で回答しきれていない感覚がありました。自分の領域に対して把握はしているし、人事の全体像への理解も5年経験して少しずつ深まっている。でも、そこで止まっている感覚だったんですよね。

いろいろなテーマに対して網羅的に思考することができる知識がある。そして、自分が普段やってることに対して知識や経験や目的や関わりなど、様々なものをベースに自分の軸となる論をもっているということ。これができるようになりたい、と強く感じていました。

なので、壺中人事塾への参加の意図としては、いろいろな分野に触れて知識を得るということはもちろんですけど、今やってることに深みをもたせるというか、人事の面が広がっていくという感じが出てくることを期待していました。

いろいろな角度から見られる。でも、ちゃんと自分で決めることができる。
自分の人事論に一本軸をもちたいってすごく思ったんですよね。

壺中人事塾では、学習会でも対話会でも研鑽会でも、とにかくたくさん話をします。
参加した当初は、日々の業務を共有する当たり障りのない内容だったのですが、心理的な安全性の保たれた場で、ジャッジされることなく、自分の考えを言って、それに対して反応をもらって。多様な視点を得ることができるんですよね。そして、さらに自分の考えを深めて伝えて。坪谷さんも、ファシリテーターの方もその雰囲気を作って下さるので、自分の考えをとにかく言う。それを繰り返しているうちに、「これ、明日の提案に反映させよう」とか、「即実践にもちこもう」という気持ちが2ヶ月目くらいかな、湧いてきたんですよね。ものを持ち帰ろうって。そこからですかね、なんかすごく自分が変わりました。

具体的にいうと、毎週水曜日の学習会の後に放課後みたいな残ったメンバーだけで話す時間があったんです。そこで、積極的に現状や考えを伝えて意見をもらって、そうすると、自分のやっていることに視点が加わるんですよね。そこで得たものを実際に次の日から職場でやってみて、感じたこと、壁になったことを週末にチームでやる研鑽会に持っていく。そういうサイクルを回し始めてから、対話した内容が血肉になっていく感覚に変わりました。

「日常で何を変えますか。変えるために、何をしたいと思って来ていますか。」
そんなことを自分に常に問い続けて、参加するようになってから、実際に仕事の質が変わりました。以前よりも自信をもって提案できるし、対話ができる。まさに持論をもてるようになってきた感覚がありますね。僕は、人事としての「日頃の自分の在り方」を変えたかったので、学んで練習して実践して、をとにかく意識しました。いろいろ試行錯誤しましたが、「実践がある」ということがとにかく大事な気がします。

人を生かしながら、経営戦略の実現ができる人事に

その人の力が発揮できる場があって、会社のコミットにちゃんとなる。人の力を生かして経営戦略を実現できるというところを重ねていくことが、人事の仕事だからできることだと思っています。僕が今やりたいことは、そこの最大公約数を作りにいくイメージですね。

それを作り出すのが人事としての僕のミッションだと思います。参加して、それに気づくことができました。壺中人事塾は、目の前の「日々の人事の仕事」を実践を通じてさらに進化させたいと思う方に、とってもおすすめです。