日本企業が「人」を見る等級になった理由 勉強会参加者の問い 前回に引き続き、テーマ2.等級への質問です。 日本企業の等級はなぜ「人」中心なのですか? アカツキの採用担当、峯さんの問いはいつも直球ど真ん中ですね。深い問いな…
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Q3.登りたくなる理想の等級はどんな形?
登りたくなる理想の等級 参加者の問い 前回に引き続き、勉強会「人材マネジメントの壺」での参加者の問いを取り上げたいと思います。 今回はテーマ2.等級について、リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所の荒井さん…
プロフェッショナルを生かす人材マネジメントは「信じて邪魔しない」
プロフェッショナルを生かす人材マネジメント 1.これからの人材マネジメント 前回「目的を持った人が、自らの意志で登りたくなる階段が、等級の理想形」と語ったが、それを実現するにはどうすれば良いだろうか。 企業から個人に視点…
目的を持った人が、自らの意志で登りたくなる階段が、等級の理想形
等級まとめ このテーマ2.等級の最後にまとめとして私見を述べたい。数十社の等級制度をコンサルタントとして組み立て、そして数社の人事として運用してきたが、4つのことが言えると思う。 1.多くの日本企業は「過去の宿題」に…
人を見ない合理的な「職務」等級は、アメリカで差別抑止のため広がった
職務等級 日本では、職能資格等級が最も普及しているが、その曖昧さによるデメリットを解消するために、職務等級や、職能と職務を合わせた等級を導入する企業も増えてきている。ここでは職務等級について詳しく見ておこう。 職務等級の…
「職能資格」は曖昧で使いやすい等級
職能資格の詳細 職能資格の特徴を詳しく説明したい。職能の理念については前回の「人間の成長を重視した「職能資格」は、日本で最も普及した等級」を参照。 1.ポスト不足に対応した「昇進と昇格の分離」 年功・職階制度の行き詰まり…
人間の成長を重視した「職能資格」は、日本で最も普及した等級
職能資格 日本企業では自然な風景 皆さんからすると、このケースはどう見えるだろう? 頑張って「能力」を上げれば評価され、昇格して給与が上がる。長い間、同じ格付けにいる社員は「あいつもそろそろ上げてやろう」と昇格して給与が…
「できる限り生活を保障する」年功は、戦後日本で人を生かす合理的な仕組みだった
年功 戦後日本企業の人材マネジメント 等級とは、社員をランキングする基準であり、その企業の人材マネジメントの思想の根本だと前回述べた。 戦後の日本企業は、厳しい経営環境の中で「社員の生活をできる限り保証する」ことを重視し…
等級とは、社員の序列・ランキングの基準であり、処遇の根拠となるもの
等級 人材マネジメントを知りたければ、等級を学ばねばならない 等級は、人材マネジメントの骨格、根幹でありながら、最も難しい。しっかり勉強した人事を除くと、ほとんどの方は理解していないのではないか。普通に働いている分には、…