森博嗣『自由をつくる自在に生きる』を読む

君が決めるんだ 自由の獲得こそ人生の目的 森博嗣はコンクリートの研究者で『すべてがFになる 』でデビューしたミステリ作家でもある。速筆、多作であっという間に人気作家になり、今は隠居して鉄道模型を作っている。 その文章から…

山田ズーニー『おとなの小論文教室。』を読む

表現する自由 伝えると伝わるの違い ほぼ日で毎週水曜日に連載している山田ズーニー『おとなの小論文教室。』は、考えること、表現することを教えてくれる。 ズーニーさんは元々ベネッセで小論文の通信教育教材を企画編集していた方で…

鈴木大拙『禅学入門』を読んで座る

禅とは何か? 禅とは何かを知りたくて、鈴木大拙『禅学入門 (講談社学術文庫)』を手にとったのは2年前のことだ。 しかし、わからないのだろうなあ、という諦めが読む前からあった。それは禅に「不立文字(ふりゅうもんじ)」という…

河合隼雄を読む -人事コンサルの切断とこころ-

河合隼雄を読む 人の心などわかるはずがない 河合隼雄は、ユング心理学を日本に持ち込んだ心理学者だ。私がはじめて読んだのは小学生のころ、母の本棚にあった『こころの処方箋 』である。 一章のタイトルが「人の心などわかるはずが…

筒井康隆『本の森の狩人』を読む

筒井康隆は天才だ 本を読んでばかりいる子供だった。小学生の頃はキン肉マンをはじめとした漫画が主だったが、中学生になって筒井康隆にはまる。 何冊か読んで「この作者は天才だ」と思った。小説とは、言葉とは、突き詰めるとこんなこ…

先駆者『キン肉マン』の方法

生まれてはじめて買った本はキン肉マンのコミックスだった。1982年、6歳の頃である。 あまりの面白さに夢中になって隅から隅までを舐めるように読んだ。発売されていた10巻までをすべて読み終わると、コミックスの続きを待てずに…