全部とる!【自分の人生を輝かせる目標設定 02】

【自分の人生を輝かせる目標設定 02】

全部とる!

キャリアに悩み自分探しの旅に出た私は、人生のハンドルを自分で握ろう!と思いました。(前回記事『人生のハンドルを握れ!【自分の人生を輝かせる目標設定 01】』)

しかし、好きなやりたいことをして生きていくべきか、それとも周囲の期待に応えるべきか、という問題に直面していました。

そんなある日、衝撃的な言葉に出会います。

自分のしたいことが、知らず知らずの内に人の役にたっている形になるまで、修行を積む必要があります。」ダライ・ラマ14世

ダライ・ラマのこの言葉は、私にとって天啓でした。

私は、やりたいことか、人の役に立つことか、どちらかを選ばなければならないと、勝手に思い込んでいたのです。

全部とればいいのか!

なるほど。これは盲点でした。

そして、やりたいことが「知らず知らず」のうちに「人の役に立つ」そのプロセスは「修行」である。

全部とることは、簡単なことではないかもしれない。しかし、それを目指して修行し続けることはできる。その修行自体が面白そうだぞ!

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修行とは能力を身につけること

では具体的にどんな修行をすれば良いのでしょうか。

当時の私のやりたいことは「人事」として「現場のメンバーがイキイキしてる状態をつくる」ことでした。

そして期待されていることは「いずれ管理本部長」になること、そして「経営の視界を持つこと」です。

管理本部長はまだピンときていませんが、経営の視界は大事だと感じました。なぜなら、人事からの提案がなかなか社長に伝わらなかったからです。

現場を見れば明らかにやった方がよい施策も、社長に「お前は全然わかってない」と却下されることも度々。これは社長の視界を私がわかっていないからかも知れない。

「現場がイキイキするための人事」というやりたいことと、「経営の視界を持つ」という社長からの期待は、両立できる、いや両立させるべきことだと腑に落ちました。

そのために、どんな修行をすれば良いのか?

そうか、中小企業診断士、、、

自分の視界では見えていないことが、おそらく社長には見えている。私に足りていない能力を埋めるための一手がこの資格なのかも知れない。

いま、全部をとるために、踏むべきプロセスである修行とは、必要な能力を身につけることだ、と気がつきました。

 

修行を味わい楽しむ

そして私は社長のアドバイスどおりに中小企業診断士というコンサルタントの国家資格をとりました。姉のアドバイスどおり「自腹」で専門学校に通って。

コンサルタントの勉強をしたことから能力と機会が広がり、私はその2年後からリクルート社で人事コンサルタントをすることになります。そしてコンサルタントとしての経験は私の世界を大きく広げることになりました。

良かったのは、やりたいことと、やらなければならないことの「両立」に向けて、自分で腹を決めた(自腹を切った)ことです。

わがままにやりたいことを押し通すのでもなく、言われたからやるわけでもなく、その両立させる方法を、修行の仕方を自分なりに考えたこと。

資格取得自体は小さな一歩でしたが、自分の人生を自分で進めている実感がありました。

修行を積む楽しみ、味わい方がわかったのです。

 

Will Can Must キャリアアンカー

リクルート社でコンサルタントの師匠たちから学んだことのひとつに「Will Can Must」があります。

自分のキャリアを、Will(やりたいこと)、 Can (できること)、Must(やらねばならないこと)で考える。エドガー・シャインという人が提唱したキャリアアンカーと呼ばれる考え方です。(『キャリアの問いは、何をやりたいか、何ができるか、何をなすべきか、そしてどうやって生き残るか』参照)

これは自分の実体験からも納得感があり、人に説明もしやすく、とても便利でした。

しかし、使うときにはコツがあります。

そのまま3つを書き出したり考えたりするだけでは「両立」や「修行」につながらないのです。

ある会社で、こんな話を聞きました。

目標設定シートにWill、Can、Mustの欄を作り「Will Can Mustシート」と名付けて、必ず記入することにしていました。しかし運用がまったく上手くいかなかったそうです。

上司はMust(達成数字)やそのためのCan(能力)を求める話ばかりをしていて、Will(部下のやりたいこと)の欄は空っぽ、もしくは埋めてあっても目標設定面談では触れられることもない、、、

「気がつくと、Can Mustシートになっていたのですよ」とその人事部長は苦笑いしていました。

枠組みだけにとらわれて、一番大事なことが失われています。なぜこうなってしまうのでしょう?

次回は、キャリアアンカー「Will Can Must」の使い方の工夫について、書こうと思います。

(つづく)10F6478E-67B3-4AE7-A49A-4D30B70DD72E.jpeg

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